可愛い動物出てきてこんにちは　絵柄浮かぶ牛乳瓶

冷たい牛乳を注ぐと、かわいい動物の絵柄が黒く浮かび上がる牛乳瓶を、岐阜県多治見市の陶磁器メーカーが開発した。「牛乳スマイルグラス」と名付けられた不思議な瓶は、17度以下の冷たい飲み物を注ぐと、瓶に転写された特殊な顔料が反応し、動物の体を縁取るラインを白から黒へと変化させる。
　この商品を販売するメーカーは、多治見市市之倉町の丸モ高木陶器。「子どもたちに楽しく牛乳を飲んでもらおう」と企画した。開発当時は新型コロナウイルスの影響による小中学校の休校で給食もなくなり、牛乳は行き場を失っていた。高木正治社長は「酪農家が『牛乳を飲んでほしい』と訴える姿をテレビで見て、何とか貢献できないかと考えた」。
　5月にパンダとペンギンの絵柄が浮かぶ瓶を販売したところ、好評を博し、さらに新キャラクターを公募した。約200の応募作品の中から犬と猫の絵柄を選び、同社のホームページ https://marumo1887.com で販売を始めた。
　犬と猫の瓶は専用箱入りのセットで2420円（税込み）。